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秋の日差しが土製儀式場に差し込む。
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レンブラント光線とも呼ばれるその光が照らす屋上では
二つの影がただずんでいた。
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ツバクラ 「ゲーム終了・・・神器にしちゃあ、随分と弱かったな」
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Цубакура: "Вот всё и кончилось...Слабенько для священного сокровища."
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ヤオロチ 「馬鹿な・・・剣の力がまるで引き出せない・・・」
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Яорочи: "Замолчи, тупица... Мне словно бы не удалось выпустить истинную силу меча..."
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ツバクラ 「お前が神器を扱えるような器じゃなかったんじゃないか？」
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ヤオロチ 「ぐっ・・・そんなハズは・・・」
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玄鳥の容赦のないツッコミにダラダラダラ〜ンと崩れ落ちる八尾呂智。
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それとほぼ同時に、儀式場の階段を駆け上り、屋上に姿を現した者がいた。
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スクネ 「あー！ いたいた、さっきの奴！ 儀式の邪魔するなっちゅーにー！」
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ツバクラ 「おっ、単純発見」
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Цубакура: "Ого, вот это открытие."
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ヤオロチ 「蛇叢剣・・・・・」
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Яорочи: "Мой Тасокэн..."
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スクネ 「あ、八尾呂智さんもいる、・・・けど、儀式はどうなったん？
僕の『栓抜き』は完成したんかい？」
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Сукунэ "А? Яорочи, а что с ритуалом-то?
Моя открывалка готова там?"
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ツバクラ 「・・・・・・・・・・『栓抜き』？ はてさて不穏な気配」
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Цубакура: ".........."открывалка?" У меня плохое предчувствие."
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スクネ 「ん？ あぁ！ あれあれ！ 柄の先に栓抜き付いてるでしょ？
あれ『剣型栓抜き』よ」
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Сукунэ: "А? Ах! Смотри, вот! Тут на кончике открывалка для бутылок. Моя особенная "открывалка для бутылок в форме меча"!"
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ツバクラ 「あぁ、本当だ・・・ってか気づけよお前」
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Цубакура: "О, ты прав\а...Только что заметил\а."
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ヤオロチ 「な、なんっ・・・だっ・・・とぅ？」
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Яорочи: "Чт-что...ты...наделал\а?"
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スクネ 「？ それがどうかしたにゃ？」
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ツバクラ 「栓抜きかぁ・・・・・神器なのに」
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ヤオロチ 「そんなアホな・・・・？」
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ツバクラ 「すげぇオチだな」
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スクネ 「なにがどうなってるん？」
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ツバクラ 「これが本当の『蛇足』、つって・・・ねっ」
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ヤオロチ 「・・・・・言い返す気にもならん」
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ツバクラ 「慰めてくれてもいいんだぜ？」
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スクネ 「？ なんか良く分からんぎゃ、
せっかくだからそれで酒でも開けるかい？」
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スクネ 「丁度ここにある箱のような物にしまって置いた良い酒があるんじゃらほい
・・・・・・・・・ほらっ！」
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ツバクラ 「うっ、大吟醸『ヤマタノヲロチ』・・・って」
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ヤオロチ 「・・・皮肉か？」
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スクネ 「今日は僕の作品の完成記念日だね！ あ、栓を抜くのやらせてね」
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かくして『栓抜き』に力を遷された神器。
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その所為なのかどうなのか、それは神器としての力を引き出せないものとなっていた。
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だが実際は八尾呂智はそんな力はどうでも良かったのかもしれない。
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八尾呂智は剣の「力」を愛していた訳ではなかったのだから。
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だけれども、やはり使用用途が『栓抜き』となると複雑な気持ちであったであろう。
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八尾呂智の願いは七割程だけ叶ったといったところだろうか。.
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それでも栓抜きを抱きかかえている八尾呂智は、
過去にしたことの無いであろう表情をしていた。
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・・・しかし、神器で酒を開けるとは、なんとも罰当たり・・・
・・・・・・いや、贅沢なものだろうか。
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To be continued ---- EXTRA_STAGE...
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ROUTE2 ALL CLEAR!! <玄鳥の言うとおり、 すげぇオチでした>。
<おや？ そんな散り散りな花束で、意中の人を射止められるとでも？>
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